INTERVIEW

Bar Pero

イングランドウイスキー・ワイヤーワークスの導入店紹介。第二回目は東京・蒲田駅から徒歩3分の場所にあるBar Pero。オーナーバーテンダーの辻村 雅哉さんにお話を伺いました。

ワイヤーワークスを試飲した感想は?

全体的な味と香りのバランスが良くて、美味しいと思いました。香りにはあまりピート感はないですが、飲んでみるとほどよく感じられますね。

あとは、ある程度加水しても香りが崩れなかったので、アルコール弱い方でも楽しみやすいウイスキーだと思います。

ワイヤーワークスをおすすめしたい人は?

ハイランド系など味のバランスが良いものを好む方にはおすすめできますね。個人的には銘柄で言うと、ノンピートですけどブルックラディ、ダルウィニーあたりが好きな人にも試してほしいなと思いますね。

逆に最近はコクと甘みのあるシェリー樽で熟成させたウイスキーを好む方も多いのですが、系統が異なるのでシェリー樽好きの方にはあまりおすすめしないかもしれませんね。

おすすめの飲み方を教えてください

個人的には常温のお水で加水するのがおすすめですね。ストレートやトワイスアップでもいいですし、1:2、1:3で加水しても香りを楽しめるので良いと思います。あとは炭酸で割っても美味しいと思います。

カクテルにするとしたらミルク系とは相性いいかもしれないですね。あとはディサローノなどナッツのリキュールにワイヤーワークス、ミルクを合わせたりしたら面白いのではないかと思います。

おつまみは何がおすすめですか?

BARにあるおつまみだとそんなに選ばない印象ですね。ナッツ系、ドライフルーツもいいですよね。私が試飲したときは鮭とばと合わせましたけども。あとはドライジンジャーも相性良かったですね。

編集部からのコメント

北海道函館出身の辻村さん。19歳からBARでアルバイトをはじめて、20歳からはカクテルをつくりシガーの魅力に気づいたとのこと。その後は道内の店舗で4年間修行し「将来は自分の店を持ちたい」という想いから上京。渋谷、六本木、丸の内、品川、高輪と都内のBARに勤務し2014年、東京・蒲田にBar Peroをオープンしました。

ちなみにPero(ペロ)とはアイヌ語で「どんぐりのなる木(オーク)」だそう。オークという言葉はBARでよく使われますが、故郷の言葉を用いてペロという店名にしたそうです。

「どこでも飲めるお酒はあまり置かないようにしている」と語る辻村さん。蒸留酒が好きで集めているうちに今は棚の8割はウイスキーで埋まったそうです。Bar Peroの営業時間は19時〜深夜3時。食事が終わる22時以降は混雑することが多いそうですが、18時〜20時は比較的入りやすいそうです。蒲田へ行った際は足を運んでみてはいかがでしょうか。